サービスエリアの無用空間
上里サービスエリア(埼玉)の建物裏に、魅力的な佇まいの空き地があった。
このサービスエリアには、ガソリンスタンド、カフェ、レストラン、ベーカリー、土産物売り場、休憩所、ATM、宝くじ売り場まであり、施設内は人が多く賑やかだ。
しかし、ここは対照的にがらんとしている。もちろん、何か利用に供する場所ではないだろう。
そして、その「忘れられた場所」「無用の空間」という雰囲気がとても良い。
左の施設はカフェだったと思うが、そこから出たであろう不要な看板が、がらんとした雰囲気を引き立てている。
施設敷地内の空地。
晴天のもと、光が射し込む隙間の空き地も魅力的である。
撮影したのは真夏だったが、ここは適度に日影があって涼しかった。
しばらくぼんやり佇んでいたくなる場所だ。
このサービスエリアの面積は広く、前述のとおり既に様々な施設が完備されている。
そのため、今後もこの空き地が開発される可能性は低いだろう。
(no.140 上里サービスエリア内の空き地 埼玉県児玉郡)
ゲーセン駐車場の余った土地
ゲームセンターの駐車場の端に、余ってしまったと思われる三角の土地がある。
反対側の端から見た様子。
ここには、何台か駐車できそうな広さがあるが、駐車場はすでに十分な広さがあるので、この空き地まで開発する必要はなかったのだろう。
敷地の形が四角形でないと、大抵このように端の部分が余ってしまい「無用の土地」として放置される運命にある。
次に紹介する空き地も同様で、三角形の開発し損なった土地と思われる。
(no.141 茨城県龍ケ崎市)
幹線道路沿いの三角空き地
このブログで紹介した三角形の空き地は、これで5つ目だ。
撮影時に敷地内の様子を観察してみたが、何かに使われていた痕跡は見あたらなかった。
ここは交通量の多い4車線道路に面しているが、道沿いにはほとんど住宅は立っておらず、店舗や工場などの事業所が多い。おそらく、騒音や排気ガスなどの影響を考慮して、あまり住宅は建てられないのだろう。
この空き地も、同様の理由で開発されていないのかもしれないが、不整形地であることも要因の一つと考えられる。
(※以下、2020.9.23.追記)
約5年が経過し、再び訪れてみた。
このように、敷地内は雑草に覆われ、すっかり様変わりしていた。
オレンジの花をつけた多年草(?)が雑草の中で優勢になっており、異様で美しい景観を形づくっている。
敷地の表面は、このような朱色の花に覆っていた。朝顔の仲間だろうか。
反対側の端から見た様子。
(no.142 茨城県)