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空き地図鑑

空き地、更地、使われていない資材置き場、オープンスペース、祭祀場、住居跡地など、「空いている場所」がもつ様々な機能、意味、魅力を探ります。      (※本ブログに掲載の写真および文章の無断使用(転用・転載など)は禁止しています。)

公園 1

 

公園は、多目的スペースとして機能する空地の一つである。

公園には様々な種類があるが、日本では法律上は都市公園と自然公園に大別され、それぞれ「都市公園法*1と「自然公園法*2にもとづいてつくられている。

 

都市公園には、街区公園や近隣公園、運動公園、国営公園など様々な種類がある*3

そして、自然公園には、国立公園や国定公園都道府県立自然公園がある。

これらの公園は、普段は散策やレクリエーション、運動などに利用されるが、災害時には避難場所として機能する。

また、公園に緑が存在することは付近の環境を改善することにも役立っているだろう。

なお、自然公園は都市公園と異なり、自然の風景地の保護や生物多様性の確保という役割も担っている*4

ここでは、都市公園のうち、街の中のぽっかりと空いているように感じられた場所をいくつか紹介してみたい。

 

新宿御苑

 

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上の場所は、新宿御苑内にある芝生広場である。

新宿御苑は、もとは皇室の庭園としてつくられたが、戦後に国民公園として一般開放されることになった。公園内には一万本を超える樹木が植えられており、緑豊かな空間が広がっている*5

しかし園内を歩いていると、木々の隙間からビルが時々顔を覗かせる。このような風景を見れば、ここが大都市の中の空き地であることに気付くだろう。

都市の中にあって、都市の喧噪を忘れさせる緑の貴重な空間である。

 

(no.21 新宿御苑国民公園):東京都新宿区 )

 

 

 

吉祥寺西公園

 

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ここは、私たちのまわりでよく見かける小さな公園である。

これらは「児童公園」とよばれることもあるが、都市公園の分類では「街区公園」にあたる。名前のとおり街区ごとに設けられ、主として付近の住民が利用する公園である。普段は、地域の人々の交流の場や子供たちの遊び場となるが、災害時には避難場所として機能する。

そして、この公園は防災のための様々な設備を備えていることが特徴である。現地の標識から、救助道具や消防ポンプの入った倉庫、飲料水の貯水槽、防災トイレ、ソーラー灯などが備えられていることがわかる。

撮影日が休日だったこともあり、公園内には子供と遊ぶ家族連れの姿が多かった。

 

(no.22 吉祥寺西公園(街区公園):東京都武蔵野市

 

 

*1:昭和三十一年法律第七十九号都市公園法(1956年4月20日公布)

*2:昭和三十二年法律第百六十一号自然公園法(1957年6月1日公布)

*3:参考:国土交通省ホームページ 「公園とみどり 都市公園の種類」http://www.mlit.go.jp/crd/park/shisaku/p_toshi/syurui/

*4:前掲、昭和三十二年法律第百六十一号自然公園法、第一条に「この法律は、優れた自然の風景地を保護するとともに、その利用の増進を図ることにより、国民の保健、休養及び教化に資するとともに、生物の多様性の確保に寄与することを目的とする。」と記されている。

*5:参考:環境省ホームページ 「新宿御苑 概要」https://www.env.go.jp/garden/shinjukugyoen/1_intro/outline.html