空き地図鑑

空き地、更地、使われていない資材置き場、オープンスペース、祭祀場、住居跡地など、「空いている場所」がもつ様々な機能、意味、魅力を探ります。 (※本ブログに掲載の写真および文章の無断使用(転用・転載など)は禁止しています。)

公園 2

 

龍ヶ岡公園

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近所に地区公園の龍ヶ岡公園があるので、撮影に行ってみた。

地区公園は、街区公園や近隣公園に比べると、より広い面積に設計されているようである((都市公園 都市公園の種類 公園とみどり))

この公園には「たつのこ山」とよばれる標高41mの人工の山があり*1、晴れた日には牛久大仏筑波山、日光の男体山、そして条件が良ければ富士山やスカイツリーまで見えるそうだ。

公園内には建物や遊具がいくつか設けられているが、広い面積のほとんどが原っぱである。

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山の麓だけでなく、窪地になった所にも広い原っぱがある。

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公園内にある屋根付きのステージ。

 

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たつのこ山頂上からの眺め。

最近は山の麓に滑り台などの遊具が設置された ↓

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 (no.23 龍ヶ岡公園(地区公園):茨城県龍ケ崎市

 

 

檜町公園

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港区赤坂に檜町公園がある。

ここは六本木駅からほど近い場所にあり、ホテル、オフィスビル、美術館、ショッピングセンターなどの複合施設である東京ミッドタウンに隣接して存在する。そのため、公園内からそのビル群が間近に見える。

公園の標識によると、ここは江戸時代に萩藩毛利家の下屋敷があった場所だそうだ。

 

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上は公園内の芝生広場だが、このほかに広い池のある日本庭園が設けられている。

 

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池の前には木造の東屋が建っており、景色を眺めながらゆっくりくつろぐことができる。

都市の中で美しい水辺がみられる貴重なオープンスペースといえるだろう。

なお、撮影時に公園を利用していたのは、大半が外国人の家族連れだった。

 (no.24 檜町公園(近隣公園):東京都港区)

 

 

中原公園

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上は、板橋区にある中原公園。もとは写真右側に建つマンションの敷地の一部だった。しかし、都市計画法がマンションを建てる際に公共施設の整備を義務づけているためにつくられた*2

つまり、私企業が建設し、区に譲渡する形でつくられた、いわゆる「提供公園」である。

撮影時には写真中央の遊具で子供たちが遊んでおり、しばらくしてマンションに帰っていった。

ここに住む子供や親にとって便利な、また安心できる公園のようだ。  

 

(no.25 中原公園 (街区公園 / 提供公園)*3:東京都板橋区

 

*1:参照:龍ケ崎市ホームページhttp://www.city.ryugasaki.ibaraki.jp/qa/2013101700111/

*2:都市計画法第33条第1項第2号に、いわゆる「提供公園」設置の根拠について記されている。

また、この公園の情報は次のサイトを参照した→ 「こだわりの住まい「マンションライブラリ」」http://www.haseko-ml.com/064t

*3:板橋区役所土木部みどりと公園課によれば、ここは平成6年に開園した提供公園である。