芝生畑
住宅街で、一面に芝が生えている空き地を見つけた。この地域は芝生の生産量が全国一なので、おそらくその生産場だろう。
敷地の端(左側)は土が露出しているが、これは畑管理のためのスペースと見られる。
芝の様子。根が張っていて雑草が入り込む隙間はなさそうだ。ただ、よく見ると侵入に成功した強者もいる。
例えば、これは敷地の奥の様子を写したもの。
小さくて見えづらいが、ヒョロリとブタナらしき黄色い花が咲いている。手前側にモコモコと塊になっているのはカタバミだろう。また、ここには写っていないが、敷地の端にはオオアレチノギクと思しき植物も侵入してきている。
さっきと反対側の端の様子。
こちら側も土が露出している。ただ、先とは異なり土が柔らかそうだ。おそらく、これは芝を収穫した跡ではないだろうか。
この辺りには、オオアレチノギクらしき植物が侵入している。
(no.524 茨城県)
植木畑の空きスペース
ここは植木畑と見られる土地。
広さは400坪ほどあるが、樹木はまばらにしか立っておらず、敷地の北側(上の写真の手前側)を中心に半分以上が空いてしまっている。
樹木を栽培する時は、ある程度間隔を空ける必要があるだろう。ただ、ここは意図して空けられているというより、空いてしまっているように見える。かつては、もう少し密集して樹木が植えられていたのかもしれないが、売れてしまったり、何らかの事情で間引いたりしたことで、このような姿になったのではないだろうか。
以前に訪れた別の植木畑。このように、ある程度の密度で木が植えられている。また、地表の雑草は取り除かれ、いつでも掘り起こしやすい状態が維持されている。
一方、ここは樹木同士の間隔がかなり広い。
また、地表は土を掘り起こした形跡がなく、雑草で覆われてしまっている。これらの姿を見る限り、空きスペースのほとんどが長い間使われていないのだろう。
余白が多いせいで中途半端な印象を抱くかもしれないが、このゆとりが長閑な雰囲気を生み出している。これこそがこの場所の魅力と言えるだろう。
なお、敷地の端は中央とは異なり密に木が植えられている。
樹種に詳しくないが、おそらくこれらはヤマボウシなどのミズキ科樹木と見られ、果樹ではなさそうだ。
ここには切り株と枝が打ち捨てられていた。立ち枯れてしまったものを処理したのだろうか。
水田との境界付近に植えられている樹木。この辺りもわりと間隔は狭め。
ミズキ科の樹木だけでなく、常緑樹らしきものも半数くらい植えられている。
敷地の奥(南側)の様子。北側と異なり、植木が密になっている。
北側の角の様子。
写真右の道を奥へ進み、南側へ向かう。
ここが南側の敷地内の様子。このようにぽっかりと空いているところもあるが、北側に比べると樹木の密度は高い。
この辺りに植えられている樹木も、基本的には北側に植えられていたものと同じ種類のようだ。ただ、なぜかここにはサツキが少しだけ植えられている(下の写真)。
南側の角の様子。
(no.525 千葉県)
用途不明の作業スペース
水田地帯を散策中に見つけた、用途不明のオープンスペース。
農業関係者なら用途がわかるかもしれないが、私は素人なので、ひとまずここでは作業用広場とみなしたい。
敷地の周りにはネットが張られた柵が立っている。
青いネットがまず目についたが、敷地の3方に立つ柵には黒ネットが張られている。
収穫物を干したり、仕分けたりするための広場だろうか。
(no.526 茨城県)
休耕田
水田地帯にポツンとある、何年も耕作されていない土地。
ただ、敷地内はあまり荒れていないので、人の手が全く入っていないわけではなく、毎年草刈りは行われている模様。
地表はスギナやイネ科の綺麗な緑に覆われている。
このような土地を、作付け期や収穫期に作業場として使ったり、作業車や道具の置き場として使うことがある。ここはその種の土地の可能性があるが、作付け直後に訪れたにも関わらず、人や車が入った形跡は見られなかった。
夏に再訪した様子。
変わらず人が立ち入った形跡はなく、作業場として使われている様子もない。
(no.527 茨城県)
使われなくなった畑
農地が広がる地域で見つけた空き地。
ここでは、かつてビニールハウス栽培や、植木の生産が行われていた模様。
なお、右隣の土地は訪問時も植木畑として利用されていた。
敷地内の様子。
手前のほうには、植木畑の名残りと思しき小さな苗木がある。
この空き地の特徴は、敷地の端にタイル、コンクリートブロック、金属レールなどが敷かれている点だ(下4枚)。
これらの資材は、他の場所から持ってきたものかもしれないし、この土地にかつて存在した建物や施設の残置物かもしれない。なぜここに設置している(残している)のか不明だが、目的があるとすれば、第一に土地の境界を示す目的、第二に車両が出入りする際のぬかるみ対策、ではないだろうか。
敷地の端には陶器の破片がたくさん散らばっている。
なお、敷居の奥では雑木林が伐採され、新しい空き地ができていた。
この広くなった空き地は、これからどのように姿になり、利用されていくのだろうか。
(no.528 茨城県)