商店の跡地
地元の旧市街を散策中に見つけた空き地。
取り残されたタイルが、かつてそこに建物が立っていたことを想像させ、何となく寂しい気持ちになる。
撮影後に調べたところ、この空き地には2014年頃まで商店が立っていた模様。そして、それが解体されてから10年近く経った今も空き地のままである。
なお、ここは旧市街のメインストリートにあたり、かつては多くの商店が軒を連ねて賑わっていたようだが、現在はシャッター街化してきている。
出入り口部分に残るタイル。
なぜ、敷地の中でここだけ解体・撤去されなかったのだろうか。
再利用するために残されているようには見えないし、撤去費用を抑える目的だったとしても中途半端に思える。
砕けたタイル。工事車両の重みでこうなってしまったのだろうか。
これは、別の時期(冒頭写真より以前)に撮影した敷地の端の様子。
端材らしきものが並んで置かれている。これらは建物等を解体した時に出た残骸と思われるが、わざわざこうして置かれている理由がわからず、意味深である。
(no.508 茨城県)
事務所ビル跡地
東京都内で見つけた、60坪ほどのやや細長い空き地。地面は建物の基礎とみられるコンクリートで覆われている。
ここには、2018年頃まで事務所が入る4階建てのビルが立っていたが、その後解体され、2019年春には空き地になっている*1。そして、訪れた2022年8月時点では新しいビルの建築計画が掲示されていた。
掲示によれば、この秋に店や事務所が入る9階建てビルができるそうだ。
残された過去の痕跡。
敷地の縁にわずかにタイルが残されている。ここはかつて出入り口があった場所だ。
ここには柱の痕跡らしきものがある。
敷地の中央付近の様子。
敷地内には、このように仮柵で囲われたところが合計2か所あった。
これらは解体工事中に穴を空けたと見られ、木の板で蓋がしてある。鉄骨が立っていた跡なのか、それとも何かの設備跡なのかはわからない。
もう一つの穴が空いてる部分。
ここにも落下防止目的と見られる板が被せてあるが、劣化して今にも崩れそう。
この空き地は、建築計画によればすでに着工が始まっているため、今は無くなっているようだ。
(no.509 東京都)
*1:Googleストリートビューを参照。