水たまりがある空き地
荒川沖駅の隣にある空き地に水たまりができていた(南側から見た空き地全景)。
かつてここにセメント工場が立っていたが、2023年1月頃に解体されたようだ*1。ただ、それからだいぶ時間が経っているにも関わらず、私が訪れた2024年9月時点でも敷地内はきれいに保たれている。
東側を通る道から見た空き地の全景(奥が駅舎)。敷地の広さは300坪くらいある。
敷地内はゴミもなく、雑草もほとんど侵食していない。解体工事は1年半以上前に行われたらしいが、もしかしたら、整地作業が完了したのは比較的最近なのかもしれない。
地表の様子を観察していると、水たまりに向かって鳥の足跡が続いていることに気づいた。
足跡は水たまりの中にもある。中を歩いた鳥がいるのだろうか。それとも、歩いた後に水たまりができたのだろうか。
空き地の撮影を続けていると、足跡の主と思われる鳩がやってきた。水を飲んだり、餌を探しているのか空き地の中をウロウロ歩き回っている。
この水たまりはすぐに消えてなくなりそうだが、この辺りにいる野良猫や鳥たちにとっては貴重な水飲み場になっているのだろう。
水たまりに関しては、過去記事で長い間空き地に残り続けているものを紹介したことがある。そこは生き物が棲みついていそうな独特の雰囲気が魅力的だった(過去記事↓)。
空き地の東側の道沿いには、なぜか一定の幅で砂らしきものが盛られている。何か目的がありそうだが、整地工事について詳しくないので意図はわからない。
敷地の南東角には水道メーターや止水弁が残されていた。おそらく、これは工場稼働時に使われていたものではないだろうか。
空き地の北側の様子。
この辺りには水たまりはできていない。
さらに端の方を観察すると、草むらに過去の痕跡と思われる塩ビ管が突き出ていた(下の写真)。
空き地に隣接する駅は、1日の乗降者数が7000人程度。
駅前にはコンビニ、居酒屋、カフェなどがあるものの、店の数は総じて少なく、駐車場ばかり目立つ。
現在、この空き地がどうなっているかわからないが、訪れた時はしばらく開発されずに残りそうな雰囲気があった。
(no.565 茨城県)
使われていない建物と空き地① -農家もしくは農作業場らしき跡地
旧市街地で見つけた、空き家に付属する空き地。
この辺りは農家が多いので、ここもかつては農家もしくは農作業場だったと考えられる。
敷地の奥に立つ空き家。外観を見る限りでは、住居ではなく作業小屋か倉庫に思える。
建物前の広い空きスペース。
地面には砂利が敷かれており、このスペースの前には連絡先が書かれた「〇〇駐車場」の看板が掲げられている。
ここは空き家になる以前から駐車スペースとして利用されていた場所かもしれないが、空き家になってから管理者が砂利を敷き、新たに駐車場として利用者を募っている可能性もある。
しかし、時々この空き地の前を通るものの、この5年間は変化がなく、車が停められている姿は見かけない。
まだ砂利が見えているところも、まもなく雑草に覆われてしまいそうだ。
奥側の空きスペースには樹木が何本も立っており、庭の跡地と考えられる。
敷地の端にある建物に続く舗装路。経年で大分傷みが進んでいる。
(no.566 茨城県)
使われていない建物と空き地② -スナックに挟まれた空きスペース
これも旧市街で見つけた空きスペース。閉業した店舗建物に挟まれており、長い間使われている様子がない。
敷地内には砂利が敷かれている。おそらく、駐車場として使われていた場所だろう。
奥の塀や店の壁沿いには、テレビ、椅子、机などのゴミが置かれている。これらは閉業した店の屋内にあったものかもしれないが、単に不法投棄された可能性もある。
敷地の隅には、このスペースを見守るようにケヤキらしき木が立っている。
これだけ大きくなるのに、どれくらいの年月がかかったのだろうか。
なお、写真では幹に隠れていてわかりづらいが、右奥に建物の裏口らしきものがある。
ということは、この空きスペースは従業員専用の駐車場だったとも考えられる。
空き地の左隣に立つトタン建築。
2階の窓に装飾テントがついているが、文字は読み取れない。ただ、1階の壁に小さく「スナック」とだけ書かれていた。
空き地の右隣に立つ建物。ここには看板が残っており、ここにもスナックが入っていたことがわかる。


建物と空き地は何年もこの状態だったが、年明け(2025年1月)に再訪したところ、建物はすべて取り壊され、ケヤキらしき大木も姿を消していた。
再訪時の様子。
スナックが入っていた建物2棟とケヤキがなくなり、細長い空き地になっていた。
反対側の角から見た敷地の全景。


地面には、止水弁、汚水枡、水道メーターボックス、配管等が残されている。
敷地の奥に立っているパイプ。このパイプには「井戸」と書かれた養生テープが貼ってある。今までいくつも空き地に残る配管を見てきたが、メモテープがあるものは珍しい。
スナックの跡地であることを表すかのように、酒瓶が転がっている。
(no.567-568 茨城県)
使われていない建物と空き地③ -雑木林前の廃ガレージ
雑木林の前に、ポツンと廃ガレージのような建物が佇んでいる。
以前ここを訪れた時の記憶では、隣で畑が耕されており、この建物は農道具置き場のようになっていた。しかし、今回再訪すると畑はなくなり藪になっていた。
この研究では、このような半屋外の空きスペースも「空き地」として扱っている。
似たような物置場については過去記事でも紹介した↓
この建物は単管パイプ、鉄骨、トタン、垂木等でDIYされたようだ。
この辺りは静かで、人通りもさほど多くはない。不法投棄の被害に遭いそうな場所だが、思ったほどスペース内は荒れていない。
農道具類は置かれておらず、椅子や金属板などのゴミがいくつか放棄されている。昭和時代であれば、このような場所が子供達の秘密基地(溜まり場)になっていたのではないだろうか。自身の子供時代のことを思い出しながら眺めていると、ふとトイガンの箱が捨てられていることに気づいた。
最近の子供たちも、こういう場所に集まって遊ぶことがあるのか、と感慨深かったのだが、帰宅後にパッケージを調べてみると、購入資格が18歳以上の高価なエアガンだとわかった。
隣の雑木林でサバイバルゲームをした大人が、ここをセーフティエリアに使っていたのかもしれない。
(no.569 茨城県)
*1:参照:根崎解体工事株式会社ホームページ、「工事経歴」http://nezaki.co.jp/publics/index/10/