空き地図鑑

空き地、更地、使われていない資材置き場、オープンスペース、祭祀場、住居跡地など、「空いている場所」がもつ様々な機能、意味、魅力を探ります。 (※本ブログに掲載の写真および文章の無断使用(転用・転載など)は禁止しています。)

痕跡を残す空き地 1

 

プレハブ小屋前の空き地  

f:id:akichiniiko:20200925110742j:plain空き地には、過去の痕跡を残すものがある。

これは散歩の途中で発見した、使われていないプレハブ小屋前の空き地である。 

f:id:akichiniiko:20200925111827j:plain敷地内の様子。

f:id:akichiniiko:20200925111610j:plainこの空き地の一部はコンクリートで整地されている。

おそらく、以前ここは何かの作業場として使われていたのだろう。

ソファーやタイヤなどがコンクリート部分を中心に散乱しているが、これらはもともとプレハブ小屋にあったものかもしれないし、不法投棄されたものかもしれない

いずれにしても、この周りには家が少なく夜間は人通りがほとんどない。こういう場所にある空き地は、環境悪化のリスクが高いと言える。

f:id:akichiniiko:20200925111304j:plain正面から見た空き地の全体像。

f:id:akichiniiko:20200925111615j:plain右端から撮影。

所々雑草や低木まで生えているが、コンクリートや砂利のおかげで敷地全体を覆い隠すほどにはなっていない。 

また、プレハブ小屋は比較的きれいにみえるので、数年前までは利用されていた可能性もある。

それにしても、ここは何の作業を行う場所だったのだろうか?

勝手な想像だが、車やバイクなどを修理する工場、あるいは屋外看板などを製作する工場だったのかもしれない。

しかし、使われていた頃の姿をいろいろ想像するほど、今の状況が寂しく感じられる。  

なお、これを撮影して数年後、ここに新たに車検の店ができ、この空き地はなくなってしまった。

  (No.12 茨城県龍ケ崎市) 

 

 

門が残る空き地  

f:id:akichiniiko:20200925121654j:plain
最寄り駅のあまり栄えていない方の改札を出ると、外壁の一部と門が残された空き地があった。  

f:id:akichiniiko:20171103184337j:plain

正面の門の様子。おそらく、以前は会社の事務所か工場だったのだろう。 

f:id:akichiniiko:20200925120243j:plainf:id:akichiniiko:20160321140121j:plain 門のすぐ右側の塀には表札の跡があり、そばには屋外用の掲示板も残されている。

f:id:akichiniiko:20200925120241j:plainこの空き地も、地面の一部がコンクリートで整地されている。 

f:id:akichiniiko:20200925121703j:plainf:id:akichiniiko:20160607122433j:plain 

いくつかの残された痕跡。

ガランとした淋しい佇まい。

コンクリートの隙間から生える雑草。

空き地の前に立ってこれらの様子を眺めていると、自分や自分に関わるあらゆるものも、いつか消えていくという、ごく当たり前の事実についてしみじみと感じた。

また、人が出入りして働いていた頃を、土地そのものが記憶しており、それが時間を超え、今もその空間に漂っているようでもあった。 

 (No.13 茨城県龍ケ崎市)