整地作業中の空き地
散歩中、たまたま整地作業中の空き地に出あった。
ここにはかつてガソリンスタンドがあり閉店後もしばらくそのままにされていたが、ついに解体されてしまったのだ。
こうして土地の記憶はリセットされていく。また新しい店や施設ができれば、以前あったものが何か思い出せなくなってしまうのだろう。
きれいに均された地面、鮮やかなカラーコーン、オレンジのショベルカー。工事中の空き地ならではの魅力的な風景だ。
地表の様子。この後、さらにこの上に砂利が敷き詰められていた。
そして、それからちょうど1年が経過した。
このように雑草が生えてすっかり様変わりしていた。
交通量が多い道沿いにあるので、すぐに再開発されるかと思っていたのだが、しばらく残り続けそうである。
(no.274 茨城県龍ケ崎市)
短命な空き地
数日前に建物が解体され、新しい空き地が姿を現した。
週に一度はこの前の道を通っていたのだが、不思議なことに解体されると以前建っていたものが何だったか思い出せない。おそらく、店ではなくただの個人住宅だったのだろう。
解体直後の空き地は掘り起こされた土の質感が生々しくて、周囲から浮いて見えることが多い。しかし、ここは表土が乾いているせいか少し落ち着いて見えた。
長い間放置されている空き地と異なり、出来立ての空き地には独特の清々しさや明るさが感じられる。
敷地内には排水マスらしきものが残されていた。
向こうの家との境界。わずかに段差ができている。
なお、ここは程なくして新しい家が建てられてしまった。わずかな間だけ姿を現した短命な空き地であった。
(no.275 茨城県龍ケ崎市)
ビル跡の空き地
かつてここには電機商会の建物があったが、最近解体されてやや細長い空き地が出来た。
まだ乾いていない表土の感じからして、2、3日以内に解体されたのではないだろうか。
表面にはキャタピラの跡が残り左端には土が盛られてある。丁寧な仕事にみえる。
なお、最近このあたりは再開発が盛んだ。左隣の土地も民家が解体されて駐輪場が新設されたばかりである。
隅には昔から使われていた排水マスや水道メーターボックスが残されていた。
(no.276 東京都小平市)
解体中〜解体直後の空き地
建物を解体している途中の場面に出あった。以前ここにあったのは居酒屋か小料理屋だったと思う。
残された玄関のタイルや基礎部分から、なんとなく間取りがわかる。
数日後、全て解体されスッキリとしていた。
地面がテープで仕切られているが、なぜだろう?早くも次の基礎のガイドをつけたのだろうか。
(no.277 東京都武蔵野市)
住宅&駐車場の跡地
柵に囲まれた中に、住宅と駐車場の痕跡が残されていた。建物は解体されたが駐車場はまだのようだ。
敷地の奥側は土の地面だった。ここに建物が立っていたのだろう。駐車場付きのアパートだったのかもしれない。
しかし、横にまわってみると表札のついた門柱が残されていた。ということはアパートではなく個人住宅だったと考えられる。
駐車場は6台分ほどのスペース。この時は、なぜか地面の一部だけが切り取られていた。
唐突な切り取り方が面白い。なぜこの部分から切り取ったのだろう。
端にはアスファルトの残骸があった。地面を解体する時は、このように正方形に切りとっていくようだ。
(no.278 東京都文京区)
やや広い住宅跡地
かつて家が一軒立っていたが、解体されて広い空き地になっていた。
昔立っていた建物。特徴的な赤い壁で古さを感じさせる。一方、奥側の白い壁は比較的新しく、増築した部分かもしれない。
敷地内には作業員のものと思われる靴跡がたくさんあった。つい先ほど解体が済んだ、という印象だ。
1、2ヶ月もすれば雑草が生えてきて、この「出来たて感」はなくなるだろう。
しかし後日確認したところ、この空き地の一面に防草シートが張られてしまっていた。
(no.279 東京都小平市)