空き地図鑑

空き地、更地、使われていない資材置き場、オープンスペース、祭祀場、住居跡地など、「空いている場所」がもつ様々な機能、意味、魅力を探ります。 (※本ブログに掲載の写真および文章の無断使用(転用・転載など)は禁止しています。)

痕跡を残す空き地 3

不思議な骨組み

f:id:akichiniiko:20181224222522j:plain夏に近所を散歩していたら、田んぼに挟まれた空き地を見つけた。

どうやらここは長い間放って置かれている土地のようだ。

葛の成長が旺盛で、空き地全体を覆ってしまっている。

f:id:akichiniiko:20181224222620j:plain横から見た空き地の全体像。

f:id:akichiniiko:20190514170520j:plain反対側の横から。 

f:id:akichiniiko:20181224222606j:plain空き地のやや奥まったところに盛り上がったモコモコがあるが、あれは一体何だろうか? 

f:id:akichiniiko:20190514173056j:plainもう一度横から見てみると、ぼんやり箱型のシルエットが確認できた。なにやら中に人工物があるようだ。

f:id:akichiniiko:20190514173138j:plain拡大すると、下の方に柵のようなフェンスのようなものが見える。建物ではないと思うが、何かの施設だろうか。

なんだかクリストの梱包の作品みたいだ。

f:id:akichiniiko:20190514173220j:plainこの角度からは、ほとんど中の様子は見えない。しかし、手前の盛り上がった部分は単に木が生えているだけに思えた。

f:id:akichiniiko:20190514173301j:plainそして、この角度からは少しだけパイプみたいなものが見えた。

ひょっとしたら、よく知っているものがあるのかもしれないが、これだけでは全く見当がつかない。しかし、こうして隠されていると色々想像が膨らんできて、余計に正体をつきとめたくなってきた。

f:id:akichiniiko:20190514173329j:plainここが何かの施設だったとすれば他に痕跡が残っているかもしれない。そう思って手がかりを探してみると、道路に近い場所にトタンの一部とコンクリートブロックがあった。

しかし、これは単に投棄されただけにも思える。

なお、以前ここと同じように植物に覆われてしまった空き地を訪れたことがある↓f:id:akichiniiko:20190514183526j:plainこれを見たとき、この盛り上がった中にどんな面白いものがあるだろうと期待していた。

しかし、冬に再訪してみたら中は何でもないただの低木であった。

 はたして、この空き地はどうだろうか

f:id:akichiniiko:20190508173631j:plain再度、冬に訪れてみた。

f:id:akichiniiko:20190508173340j:plain

すると、すっかり葉が枯れ、中身が姿をあらわしていた。

しかし、一体この四角い骨組みは何だろうか?

てっきりフェンスに囲われた何かの施設があると予想していたのだが…。

また、これはもともとこの場所にあったものかもしれないし、不法投棄されたものかもしれない。

f:id:akichiniiko:20190508173856j:plain勝手な想像だが、ここはかつて畑として使われていて、これは何かの栽培施設の残骸ではないだろうか。そう仮定してみると、これはぶどうの木などを這わせる棚(屋根部分)に思えてくる。

f:id:akichiniiko:20190508174043j:plain 結局、本当の正体はわからないままだが、ひとまず中身がわかったので良しとしよう。

(no.247  茨城県龍ケ崎市)

  

 庭の名残

f:id:akichiniiko:20190509214709j:plainこれまで、過去の痕跡が残る空き地をいくつか訪れてきたが、ここはかなり特徴のある場所だった。

f:id:akichiniiko:20190518144648j:plainこの空き地は、かつて家が建っていた場所で間違いないだろう。

手前の道沿いには外構の一部が残されているし…

f:id:akichiniiko:20190509220014j:plain何より、端に植えられた松の木に驚いた。横に伸びた姿は風格があってかっこいい。

ガランとした空き地の中で、ここだけ高級感が漂っている。たぶん今でも手入れされているのではないだろうか。

f:id:akichiniiko:20190509220011j:plainf:id:akichiniiko:20190509220021j:plain

松のそばには水場の痕跡があった。

転がっている石も、かつての庭の名残だろう。

f:id:akichiniiko:20190509215132j:plain 他にも、空き地の中には庭で使われていたと思しき石材が残されていた。

f:id:akichiniiko:20190509215659j:plainf:id:akichiniiko:20190509215728j:plain空洞のあるコンクリートブロックや屋外シンク。

f:id:akichiniiko:20190509215738j:plainそれに、薄い敷石などもあった。
f:id:akichiniiko:20190509215434j:plainそして、ここが玄関か勝手口だったと考えられる。

ここにあった建物はどんな姿だっただろう。

庭の痕跡から考えて、おそらく瓦屋根の日本家屋だったのではないだろうか。

f:id:akichiniiko:20190509215811j:plainf:id:akichiniiko:20190509215856j:plainなお、この空き地は坂の途中にあり、上の区画とは高低差がある。

境界には地崩れを防ぐ土嚢が並べられていた。

(no.248 茨城県龍ケ崎市)

 


使われなくなった物置き場 

【2019年5月撮影】 

f:id:akichiniiko:20190518204820j:plain工場の隣に、廃棄物置き場と思われる空き地があった。

f:id:akichiniiko:20190508163455j:plain全体の様子。f:id:akichiniiko:20190508163355j:plain敷地の角の方から撮影。

f:id:akichiniiko:20190514163836j:plain空き地はこの工場の敷地なのだろう。

しかし、最近は物置き場としては使われていないように見える。敷地の中には朽ちてしまった古い物が多く、新しく置かれたような物が見当たらないからだ

f:id:akichiniiko:20190508163628j:plain錆びた一斗缶。

f:id:akichiniiko:20190508163653j:plain崩壊したコンクリートの工作物。

f:id:akichiniiko:20190508163725j:plain何かに使われたプラスチックケース。溶剤入れだろうか?

f:id:akichiniiko:20190508163755j:plainf:id:akichiniiko:20190508163837j:plain奥のほうにも、ドラム缶などいろんなものが散らばっていた。

f:id:akichiniiko:20190508163554j:plain山になったプラスチック片もあった。

実は、この空き地には2年前と5年前に訪れたことがある。その時は、いくつかの物は原形をとどめていた。


【2017年1月撮影】

f:id:akichiniiko:20190506171419j:plain2年前の空き地。

f:id:akichiniiko:20190506171453j:plainこのときは、敷地内に目を引く白い物体があった。

f:id:akichiniiko:20190514164342j:plainここから見てもあれが何なのかわからなかった。しかし、さっきのプラスチック片の山は、これが崩れたものと考えられる。


f:id:akichiniiko:20190506171720j:plainf:id:akichiniiko:20190506171752j:plainf:id:akichiniiko:20190506171634j:plain そして、この頃の空き地には道路側に垣根があった。

f:id:akichiniiko:20190506171526j:plain生垣は土管の中にも植えられていた。

今年(2019年)の空き地にコンクリートの破片があったが、たぶんそれはこの土管が崩れたものだろう。

 

最後に、今から5年前の空き地の姿を紹介したい。


【2014年6月撮影】

f:id:akichiniiko:20190506170126j:plain5年前の空き地。

このときは草に埋もれていてきれいな空間が広がっていた。しかし、放置されているものは2019年と変わらず、錆びた一斗缶やプラスチックケースなどである。

f:id:akichiniiko:20190506170006j:plain
f:id:akichiniiko:20190506165752j:plainf:id:akichiniiko:20190506165830j:plainやはり、このときもこの白い廃棄物が目を引いた。これはいったい何の機械だろうか…? 

(no.249 茨城県龍ケ崎市)

  

 土砂置き場f:id:akichiniiko:20190515150144j:plain冬晴れの日、ガランとした気持ちのいい空き地を見つけた。

ここは土砂置き場として使われているようで、いくつか土の山ができていた。

f:id:akichiniiko:20190515003209j:plainしかし、敷地の手前には家の外構らしきものが残されていた。つまり、ここはもともと宅地だったが、建物が解体されたのち、用途が変化したのだと考えられる。

f:id:akichiniiko:20190515150238j:plainf:id:akichiniiko:20190515150438j:plain真冬なので雑草も生えておらず殺風景である。

f:id:akichiniiko:20190515150057j:plainf:id:akichiniiko:20190515150310j:plain

数日前に降った雪が端の方に残っていた。

埋もれかかったブルーシートがある。

錆びたポール、色褪せた三角コーンがこちらを見ているようだった。
(no.250 茨城県龍ケ崎市)

 

 コンビニ跡地 

f:id:akichiniiko:20190514164832j:plain交差点の角に、コンビニ跡らしき空き地があった。

f:id:akichiniiko:20190518153437j:plainf:id:akichiniiko:20190518153446j:plain奥の砂利が敷かれたスペースが店が建っていた場所だろう。手前のコンクリートには駐車場の白線が残っている。

f:id:akichiniiko:20190509220713j:plainコンクリートの継ぎ目からは雑草が生えてきていた。建物が解体されてから、どれくらい経っているのだろうか。


f:id:akichiniiko:20190509220331j:plainここがコンビニ跡地だと気付いたのは、ミニ横断歩道のようなゼブラゾーンがあったからだ。

こういうものはコンビニによってデザインが違うのだろうか?もし違いがあって、そこからコンビニが特定できるなら面白い。

f:id:akichiniiko:20190518153537j:plain(no.251 茨城県龍ケ崎市)

 

 建物跡地f:id:akichiniiko:20190518175943j:plainf:id:akichiniiko:20190518180309j:plain
コンクリートで覆われた敷地の奥に、ぽっかり空いた建物跡らしき場所があった。

ここは交通量の多い道に面していて、通りにはカフェやファミレス、居酒屋などの飲食店が立ち並んでいる。

ちなみに空き地の左隣も飲食店だ。

きっと、ここも何かの店だったのだろう。

f:id:akichiniiko:20190508171058j:plainおそらくこの土の部分に建物が建っていて

f:id:akichiniiko:20190508171149j:plainこの白いコンクリート部分が作業場、あるいは、従業員専用の駐車場だったと推測できる。

f:id:akichiniiko:20190508171213j:plain端のほうには、何のために置かれたものかわからないが、空洞があるブロックが並べられていた。

手前に空洞がない細長いブロックも見えるが、これは建物の基礎部分と推測できる。

f:id:akichiniiko:20190518180835j:plainそして、空き地手前のコンクリートスペースは、おそらく客用の駐車場だったのだろう。

f:id:akichiniiko:20190508171125j:plainそこには止水栓やマンホールなどの痕跡が残されていた。

(no.252 茨城県龍ケ崎市)