空き地図鑑

空き地、更地、使われていない資材置き場、オープンスペース、祭祀場、住居跡地など、「空いている場所」がもつ様々な機能、意味、魅力を探ります。 (※本ブログに掲載の写真および文章の無断使用(転用・転載など)は禁止しています。)

自然によって生みだされる空き地(分類方法)

 

この分類では、おもに自然の力によって生みだされた空き地を紹介していきたい。

自然現象が要因となってできる空き地は様々にあり、その全ての例を挙げることはできないが、たとえば次のようなケースが想定できる。

 

① 地面の隆起、沈降、浸食などにより空き地が形成されるケース。

 

② ある土地に生える植物(樹木や草花)が、寿命や、大雨、洪水、台風、落雷、山火事などにより、死滅したり、生育が阻害されたりしてそこが空き地になるケース。

 

③ 使われていない建物などが長いあいだ風雨にさらされ、荒廃が進み、やがて倒壊して空き地になるケース。  

 

④ 地震、津波、洪水などの自然災害により、建物などの人工物が壊され空き地がうまれるケース。ここでは、自然の力だけで空き地が形成される場合もあるし、災害によって使えなくなった人工物(建物など)が人為的に解体され、空き地になる場合もある。

 

空き地がうまれるケースは上記以外にもあるだろうし、いくつかの要因が重なってできることもあるだろう。

このように、この分類では自然現象が主な要因となり生まれたと考えられる空き地を紹介していきたい。