人口が増加傾向の地域では、雑木林が切り開かれたり、農地が建築用地として整地されたりして空き地がたくさん生まれる。
上の写真2枚は街区の端にある未開発の土地で、広さは家が3、4軒建てられそうなくらい。敷地内は草が刈られてきれいに管理されている。
地域によっては空き地がほとんど存在しない住宅街もあるだろう。そのような街を散策していると、家々がひしめき合う風景が続くばかりで息苦しさを感じることがある。しかし、この辺りには空き地がまだ多く残されているので、開放感のある住み心地のよい環境になっている。
(no.3 茨城県)
この広い空き地は、住宅街から少し外れたところにある(2012年撮影)。
左奥に見えるのは、地区公園に設けられた人工の山で「たつのこ山」とよばれている。
この広い敷地内には雑草が生い茂り、ところどころ低木も生えている。
キジの棲家にもなっている模様で、時々甲高い鳴き声が空き地の中から聞こえてきたり、空き地に近付くと驚いて飛び立つ姿も見られる。
これは、4年後(2016年)に撮影した同じ空き地の様子で、先ほどとは反対側(たつのこ山側)から撮影したもの。開発が決まったらしく、藪が刈り取られきれいになってしまった。
トラックやショベルカーが出入り姿も頻繁に見かけるようになった。
これから何がつくられるのだろうか。
※この空き地は、その後ショピングモールへ姿を変えてしまった。空き地がなくなる様子については下の記事を参照。
(no.4 茨城県)
三角形のやや広い空き地。ほとんど使われている様子はないが、車が一台停まっているので、一部駐車場になっているのかもしれない。奥にある青い屋根の建物は、工場もしくは資材倉庫と見られる。この辺りは雑木林や畑が多く、農家が点在している。けして開発需要のある地域ではないので、この空き地はしばらく残り続けるのではないだろうか。
(no.5 茨城県)
これは新興住宅街にあった広めの空き地で、正面から見た全体像。
広い間隔で木が何本か植えられており、樹林地とも野原とも言えない景色が広がっている。
正面から向かって左側の様子。こちら側にはあまり木はほとんど植えられていない。
一方、正面から向かって右側の敷地内には、数十本の針葉樹や落葉樹が植えられている。敷地内は草地と樹林のバランスが取れており、居心地が良さそうな空間になっている。レジャーシートを広げてピクニックしたり、デイキャンプするのにも適しているだろう。私有地なので、今はただ通りから眺めることしかできないのが残念である。
なお、ここはその後開発されてしまい、高齢者向け住宅が建ってしまった。
(no.6 茨城県)
ここは県道沿いにある空き地(2014年撮影)。
この通り沿いには、飲食店、スーパーマーケット、衣料品店などが立ち並んでいて人通りも多い。ここが使われなくなって、どれくらい時間が経過しているかは不明。
これは少し遡った2012年の様子。この時は雑草が生えておらず、整地作業を終えたばかりのようだった。(写真は、それぞれ正面から向かって左・右を撮影したもの。)
※その後、この空き地は舗装された。しかし、車の展示場として使われたり、使われなくなったりを繰り返している。舗装された空き状態の様子については下の記事で紹介している。
(no.7 茨城県)