高速道路を利用する人々が、休憩や給油のために利用するサービスエリア、あるいは、パーキングエリアにもオープンスペースがある。
サービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)は、高速自動車国道法などの法規にもとづいてつくられている。
またこれらは、NEXCOなどの道路管理会社が設置し、関係するグループ会社などによって管理や運営が行なわれている。設計も、道路管理会社によってなされるようだが*1、場所によっては建物の設計を有名建築家が行なう場合もあるようだ。
(参照:高速道路のパーキングエリア、サービスエリアと建築家マップ | Architectural Gravure -建築グラビア-*2。)
しかし、SAやPA内のオープンスペースがどのような基準をもとにしてつくられているか詳細はわからない。面積や造り方に関して、慣例や何らかの規則があるのかもしれない。
なお、ここで紹介するサービスエリアには、トイレ、ガソリンスタンド、売店、レストラン、案内所などが設けられ、人々が敷地内においてリラックスできるように設計されていた。
たとえば、下の写真のオープンスペースは、芝や樹木できれいに植栽され面積も広くとられていた。
(no.76 高坂SAの休憩スペース / 埼玉県東松山市)
また、 下の写真のように、普段は人が自由に入って利用できるが、緊急時にはヘリポートとして使われるオープンスペ ースもある。その他にも、犬を運動させるための「ドッグラン」とよばれる広場を設けていたり、あるいは、遊歩道を備えたサービスエリアもあり、人々が休息したり、ストレス解消できるように様々な工夫がされている。
ヘリポートを兼ねたオープンスペース(スペース内から撮影)
反対側(駐車場側)から撮影
このスペースの中央には、ヘリポートのマークが記されていた。
*1:「ネクスコ東日本エンジニアリング 建築設計部門」http://www.e-nexco-engi.co.jp/sekkei_kentiku.html
*2:「Architectural Gravure -建築グラビア- 高速道路のパーキングエリア、サービスエリアと建築家マップ」http://photowork.jp/christinayan01/architectural/archives/1104