空き地図鑑

空き地、更地、使われていない資材置き場、オープンスペース、祭祀場、住居跡地など、「空いている場所」がもつ様々な機能、意味、魅力を探ります。 (※本ブログに掲載の写真および文章の無断使用(転用・転載など)は禁止しています。)

使われていない駐車場

 

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駐車場の中には、普段は使われずにガランとしているものがある。

上の写真は今帰仁城跡公園(なきじんじょうあとこうえん)に設けられた予備駐車場の一つだ。

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駐車場の周りにはぐるりと道路が通っていて、出入口が2箇所もある。

しかし、訪れた際は開園時間内だったが、車が一台も駐車されていなかった。また、写真の場所以外にも複数の予備駐車場があったが、ここと同様にガランとしていた。

今帰仁城跡は世界遺産にも登録されており、人気の観光地となっている。しかし、公園の入口近くに広い駐車場があるため、普段はそこが主として使われ、ここは混雑する行楽シーズンや、修学旅行生などの団体客が訪れる際に利用されるものと考えられる。

なお、撮影時は砂利が敷かれた駐車場だったが、最近はコンクリートで整地されたようである。 

 (no.70 今帰仁城跡公園の駐車場  /  沖縄県国頭郡) 

 

 

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  (no.71 住宅街の使われていない駐車場  /  茨城県龍ケ崎市)

 

写真は、住宅街にある一台分の駐車場である。

奥にみえる青いプレハブ小屋とセットになっているのだろう。長い間使われている形跡はなく、また、手入れもされていない。

f:id:akichiniiko:20160521225729j:plain敷地内には細かい砂利が敷かれ、それを囲うように雑草が伸びている。また、砂利が敷かれた中にも、雑草がまばらに生えている。

ここに石などを加え、少し形を整えれば、雑草を島、砂利を水面に見立てた枯山水がつくれそうである。 

ここはこれからどうなるのか注目していたが、最近、奥のプレハブ小屋とともに壊され、一体化した新しい空き地になっていた ↓ 

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(no.72 住宅街の空き地 / 茨城県) 

 

 

上は、三角形の駐車場と思われる空き地で、おそらく奥の家が所有する土地だろう。

乗用車なら、1台は駐車できそうな広さがある。

月に一度はこの前を通るのだが、今まで使われているのを見たことがない。

もともと使われていたが、何かの理由で使われなくなったのだろうか。 

(※2019年7月追記:ここは奥の家と共に一旦更地となり、最近になって新たに家の建設が始まった。)

(no.73 東京都)