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空き地図鑑

空き地、更地、使われていない資材置き場、オープンスペース、祭祀場、住居跡地など、「空いている場所」がもつ様々な機能、意味、魅力を探ります。      (※本ブログに掲載の写真および文章の無断使用(転用・転載など)は禁止しています。)

中央帯の空き地

ルールによってつくられる空き地 – 緩衝地としての空き地

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「中央帯」も、交通島と同じく道路法や道路構造令*1にもとづいてつくられている。

写真は、自動車道路の中央帯にあった空き地である。

中央帯とは、双方向の車線を分離するために設けられた道路の部分であり、車の円滑な走行や横断する歩行者の安全確保の役割を担っている。また、万一車線から車が逸脱した場合、反対車線に簡単に侵入できないようにする役割もあると考えられる*2

中央帯にはコンクリートで覆われただけのものも見かける。そのような場所は、雑草の刈り取りや、植樹された木の手入れをする必要はないだろう。しかし、やはりこの写真のように、緑のある中央帯のほうが人の心理によい影響を与えてくれそうだ。

道路環境において緑の存在は、コンクリートばかりの寒々しい風景をいくらか和らげてくれる。

 

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 (no.40 中央帯の空き地 / 茨城県龍ケ崎市

 

 

 

 

 

*1:昭和四十五年十月二十九日政令第三百二十号

*2:中央帯について、道路構造令の第二条十号に「車線を往復の方向別に分離し、及び側方余裕を確保するために設けられる帯状の道路の部分をいう。」と記されている。出典: e-Govウェブサイト 「道路構造令」http://law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45SE320.html