利用されていない土地 – 余ってしまった土地
ゴミ集積スペース(舗装部分)の右隣に、フェンスで囲われた小さな閉鎖空間がある。 この空き地は正方形に近い形をしていて、一辺が3.5メートルほど。 どこにも扉はついておらず、完全な閉鎖空間になっている。小さな聖域みたいで大変魅力的だ。 おそらく、…
歩道と駐車場の間に、余ってしまったと見られる三角形の土地があった。 この辺りには、1960年頃まで畑、樹林、人家等がまばらに存在していたようだが、1970-80年頃に道路が新設され、その時にこの三角の土地が生まれたようだ*1 なお、この空き地は何年か前ま…
余ってしまった土地を観察する2〈中編〉 - 空き地図鑑 の続き。 後編では、路上にある余ってしまった土地を5か所紹介し、最後に前編〜後編で紹介してきた空き地を、性格や成り立ちをもとに分類してまとめとしたい。 路上の余った土地 10. 痕跡を残す三角…
前編では、宅地(路上以外の土地)にある余ってしまった土地を紹介した。 (余ってしまった土地を観察する2 〈前編〉 - 空き地図鑑) 中編では、路上にある余った土地を、成り立ちや特徴に注目しながら紹介してみたい。 路上の余った土地 8. 多叉路の余っ…
はじめに このブログでは、身近にある利用されていない土地を大きく2つに分類して紹介している。 一つ目が、将来的に開発・利用されることを見越して残されている(と見られる)土地で、これを「開発や利用を待つ空き地」と呼んでいる。 二つ目が、この記事…
※前編→余ってしまった土地を観察する〈前編〉 - 空き地図鑑 5.小さな不整形地旧市街で見つけた三角形に近い空き地。 過去の衛星画像を見た限りでは、少なくとも17年以上は空き地のまま残されているようだ*1。ひょっとしたら、この辺りに街がつくられた頃か…
はじめに 街を歩いている時、何の役にも立ってなさそうな空きスペースを見かけることがある。 それらは「デッドスペース」と呼ばれることもあるが、存在感が薄いため普段は目にとまらず通り過ぎてしまうことが多い。 この記事では、デッドスペースを含め、何…
駐車場内の余った土地 これは、大阪の街を歩いていた時に見つけた駐車場内の空き地。 周りの駐車スペースには大型バスが何台も停まっていたが、ここだけぽっかりと空いていて使われている様子がみられない。 また、この駐車場は全体的にきれいで、新設されて…
美大校舎裏の空き地 武蔵野美術大学の校舎裏に、人があまり立ち入らない空き地がある。 上の写真は、校舎階段(2号館)の踊り場から撮影したものだ。 学生時代、私は気が向いた時にここを訪れ、そのガランとした雰囲気を楽しんでいた。 近年、ここに工事関係…
中央線高架下の空き地 JRの中央本線の高架下(武蔵小金井駅近く)に、魅力的な空き地ができていた。 上の写真は立川方面に伸びる中央線の高架である。 以前、こことは別に、中央線の高架下にできた空き地を紹介したことがある。そこは150メートル以上にわたっ…
使われなくなった出入り口(トマソンの空き地) デパートの一画に長い間使われていないデッドスペースがあった。 このデパートは2016年に閉店した「そごう柏」で、黄色いチェーンがかかってる内側のスペース(階段や三角形のスペース)は閉店にともなって閉…
サービスエリアの無用空間 上里サービスエリア(埼玉)の建物裏に、魅力的な佇まいの空き地があった。 このサービスエリアには、ガソリンスタンド、カフェ、レストラン、ベーカリー、土産物売り場、休憩所、ATM、宝くじ売り場まであり、施設内は人が多く賑や…
三角形の空き地 ① 街を歩いていると、時々このような三角形の空き地を見かける。 敷地の形がもともと三角形だったのかもしれないし、もとは四角い敷地だったものが、道路開発などによって削られてできたのかもしれない。 こういう空き地には、野立て看板や自…
(no.60 東京都渋谷区) 上の写真2枚は、北参道駅近くの歩道にあった謎の閉鎖空間である。 赤瀬川原平の「超芸術トマソン」については「超芸術トマソン」の空き地 (余ってしまった土地について) - 空き地図鑑の中でも紹介した。 この記事で紹介する空き地…
ここは、偶然に余ってしまったか、あるいは、何らかの理由で残されたと考えられる土地だ。 写真の正面から左側にかけてマンションが建ち、右側にも別のビルが建っている。 二つのビルの外観は比較的新しく、敷地内は整備され管理も行き届いているようにみえ…
この特徴的な空き地は、JRと東京メトロの四ツ谷駅前にある。 赤坂口の改札を降りると、目の前にこの空き地が現れるので、不思議に思う人も多いだろう。 きれいに芝生が植えられ、寝転んだりしてくつろぎたくなるようなスペースである。 写真の中央付近には、…
何かをつくる過程で使われずに残ってしまったような土地や、何かの理由で利用や開発を控えている土地がある。 これらの土地は、「デッドスペース」*1と呼ばれることもあり、これからも使われないままにされる可能性が高いだろう。 このブログで紹介していく…